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リフレーミング

善し悪しは本人次第---ウィリアム・シェークスピア
ひときれのパンのおいしさはどれだけお腹がすいているかできまる---ことわざ


人は、ものごとやことばになにか意味付けするとき、文化や習慣あるいは過去の経験からおしはかり判断しています。1杯の水がなにを意味するか? 本質的になにも意味しません。あなたが意味付けするまでは。

砂漠のまんなかでの1杯の水は、天のめぐみになるでしょうし、あるいは花にあげる水として意味付けすることもできるでしょう。15対0で負けている野球の試合が雨でコールドゲームになることと、勝っているときのコールドゲームではあなたの意味付けはかわることでしょう。

勝ちゲームをつづけたいという枠組み(フレーム)をもっているか、大きく負けている試合が終わってほしいという枠組み(フレーム)をもっているかで、おなじコールドゲームの意味がまったく異なります。

起こった現実を変えることはできませんが、起こった現実をどうとらえるかは、あなたのフレームを変更することで変えることができます。

あなたが1つの起こったできごとに対してどのようなフレームをもつかは自由にかえることができます。フレームを変えること、あるいはつけかえることを「リフレーミング」といいます。

NLPにおいて、リフレーミングとは、「なんでも都合よく解釈しよう」ということではありません。ものごとに対するフレームはたくさんあって、それをあなたは自由に選択することが可能であるということのみを示唆しています。あなたが達成したい結果を得るためにいろいろな解釈ができるということです。

■2つのリフレーミング

リフレーミングには、大きくわけて、状況リフレーミングと内容リフレーミングの2種類あります。状況リフレーミングは、「状況が変わるととらえかたが変わること」で、内容リフレーミングは、「ものごとのほかの意味を見いだすこと」と考えられます。

日本語では、厳密には状況リフレーミングか内容リフレーミングかわけられないこともあります。過度にこの分類にとらわれる必要はないでしょう。


◆状況リフレーミング
ほとんどの行動やできごとは状況が変わればその価値が変化します。制限速度が30km/hの住宅地を60km/hで走行すると制限速度違反になりますが、制限速度100km/hの高速道路を60km/hで走行しても速度違反になりません。

おなじ走行速度なのに、状況がかわれば、その意味が変化します。会議中に歌を唄うと注意される可能性が高いですが、カラオケで歌を唄うと注意される可能性はほとんどありません。このように、「60km/hで走行する」「唄う」など、行動・できごとはおなじなのに、状況が変わると意味づけが変わることを状況リフレーミングといいます。

◆状況リフレーミング役立つときとは
状況リフレーミングは、つぎのような考え方からぬけだせないときなどに、とくに効果的です。
「わたしは、あまりに___________だ。」
「わたしは、___________をとめられたらいいのに。」
「わたしは、___________をやめられない。」

◆状況リフレーミングには、つぎの質問が効果的
この行動は、ほかにどういうところで役立つか
この行動が、役立つ場面はどんなところか
この行動は、どこならリソースになるか

例)
(1)わたしは変化することができないんです→伝統をまもりぬくことができますね
(2)どうしたらいいか決められないんです→チームの意思を尊重して協力できるね
(3)ついウソをついてしまうんです→フィクション小説を書くときに役立ちますね

リフレーミングによってかならずしもプラスの変化を起こさなければいけないと考える必要はありません。ものごとの解釈をいろいろな側面からみて、あなたの今後の行動の選択肢を増やすことが重要です。

自分以外にリフレーミングをもちいるときは、とくにラポールがないと意味がないことを知っておきましょう。リフレーミングしても、ラポールが築けていないと、おおきなお世話に聞こえる場合もあります。

上記(1)の例のようなリフレーミングをしたとしても、「伝統なんてべつにまもりたくない・・・」となることがあります。役に立っても立たなくても「なるほど、そういう考え方もあるのね」と相手の選択肢を増やすには、充分なラポールが必要です。


◆内容リフレーミング
ある経験の意味は、あなたがどこに焦点を当てているかによります。ですから、あなたがその経験のどこに焦点を当てるかによって経験したことの内容が決まる、あるいは決めることができます。

「旅行の直前になると旅行に行きたくなくなる」といったとき、「高すぎないテンションで旅行を楽しむことができる」ととらえることもできます。状況リフレーミングとちがい、「旅行」という状況を変化させていないことがわかります。

◆内容リフレーミング役立つときとは
内容リフレーミングは、つぎのような考え方からぬけだせないときに、とくに効果的です。

「______のとき、_______となってしまう」
「______が起こると、______してしまう」

◆状況リフレーミングには、つぎの質問が効果的
この行動は、ほかにどういう意味になるだろう
この行動には、ほかにどんな価値があるだろう
この行動は、ほかにどのように描写できるだろう

練習)
(1)締め切りがせまると混乱します
   そんなに責任感がつよいんですね
(2)別れがつづいています
   出会いのチャンスですね
(3)アイデアが出なくなっているんです。
   これから出そうなんですね。

状況リフレーミングで説明しましたが、上記(2)の例のように、「出会いのチャンス」は、別れという状況から出会いという状況にリフレーミングしたのか、「別れ=出会い」という内容をリフレーミングしたかは、厳密にはわけられません。分類にこだわりすぎず、効果的な質問を活用することが重要といっていいでしょう。


2008年2月 8日 Kenji | | コメント(0) | トラックバック(0)




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