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欠落した情報をとらえるメタモデル

コミュニケーションの際に、会話のなかから削除された情報を得ることにより、経験の深層構造を回復します。体験や状況についてコミュニケーションをとるとき、すべてをいいつくすことは、難しく、欠落する情報があります。

その欠落した情報で、かつコミュニケーションをはかる際に必要となる情報を引き出す考え方です。


NLPメタモデル



■メタモデル

メタモデルは、相手の体験をより具体的に理解するための情報収集の質問のことです。つまり、その人がつたえたいと考えている隠れた意図を引き出すための質問話法です。
メタモデルは、いわゆる4W1Hの質問のしかたです。「なぜ」という問いかけは、原則的におこないません。「なぜ」と聴かれることで、多くの場合、なんらかのいいわけを考えてしまい、具体的なほしい答えを導かないことがあるからです。

■メタモデルの目的

(1)言語と体験を再統合する
(2)情報を収集する
(3)意味を明確にする
(4)制限しているものを発見する
(5)選択の余地をつくりだす

たとえば、「わたしは完ぺきにやりました」といった場合。完ぺきな状態とはどんな状態なのか。完ぺきだったのは「わたし」だけなのか。など問題解決や制限をとりのぞくために必要な情報を引き出すためのモデルです。

■欠けている情報

メタモデルでは、欠けている情報を効果的に引き出す、考え方、質問方法が確立されています。欠けている情報のうち、どの情報が必要かは、コミュニケーションの目的によって異なります。

1日体験したことをできるだけ正確に話すとすると、おそらく1日以上かかります。1日体験したことをビデオに撮って鑑賞すれば、あたりまえですが、1日かかります。しかし、わたしたちはたいてい、1日のできごとを省略したり、過去の体験と比較したりしながら要約して話します。

このような省略や一般化がおこなわれているために、欠ける情報が出てくるのです。「船に乗って世界一周しました」という会話にはたくさんの情報が隠されています。そのうち、どの情報を明確にしなければならないかは、コミュニケーションの目的によります。

「世界の状況について理解しあうこと」が目的であれば、「具体的にどの国に行ったか」「どのくらいの期間か」などの情報が必要になるでしょう。あるいは、おなじように世界一周したい人が、どの船にしようか迷っているということであれば、「船とはどんな船か」「どこの会社が運営しているのか」などが重要人なるかもしれません。

メタモデルを学習することによって「隠された情報がなんなのか知る」ことと「隠された情報をいかに引き出す」ことができるようになります。

■省略

(1)不特定名詞---「具体的にだれ(なに)が?」
「家が建った」→「だれが建てた?」
「ペットは迷惑だ」→「だれのペット? どの動物?」
「放っておくとだれかに壊されるよ」→「だれが壊す? なにを放っておく?」

(2)不特定動詞---「具体的にどのように?」
「彼はイースター島に旅行した」→「どのように?」
「明日までにレポートを出しなさい」→「提出方法は?」
「なんとかできる」→「どのようにしてできるようになる?」

(3)比較---「なにと比べて?」
「わたしはテニスがへただ」→「なにとくらべてへたか?」
「最悪の結果になった」→「なにとくらべて最悪か?」
「彼女は弱い」→「なにとくらべて弱いか?」

(4)判断---「だれが判断しているのか? そしてどういう根拠で?」
「わたしは自己中心的な人です」→「だれがそういったか?」
                「なにを根拠に自己中心的な人と判断するのか?」
「理想的な回答です」→「だれにとって理想的か?」
           「なにを根拠に理想的な回答と判断するのか?」

(5)名詞化---名詞化は動詞に戻し、欠落した情報をもとめる
      「だれが、なにについて、どのように?」
「教育とは威厳と調和と尊厳をそなえた育成の過程である」→「だれがだれを教育するか? 威厳とはどんなものか? なにとなにが調和するか? だれが育成されるか?」

■一般化

(1)可能性の叙法助動詞---可能性の一般化
             もしあえてしたらどうなりますか?
             なにがあなたをそうさせないのですか?

「断ることは不可能だ」→「もしあえて断ったとしたらどうなるか?」
            「なにがそうさせるのか?」
「やりかたは変えられない」→「もしあえてかえたとしたらどうなるでしょうか?」
              「なにがそうさせるのですか?」
「かれらに真実を話すことは不可能だ」→「もしあえて話したらどうなるでしょうか?」
                   「なにがそうさせるのですか?」
「転職することは考えられない」→「もしあえて考えたらどうなるでしょうか?」
                「なにがそうさせるのですか?」

(2)必要性の叙法助動詞---必要性の一般化
             もし、あなたがしたらどうなりますか?
             ~しなければどうなりますか?
               
「わたしはいつも我慢しなければならない」→「もし、そうしないとどうなりますか?」
「教室ではしゃべってはいけない」→「もししゃべるとどうなりますか?」

(3)普遍的数量詞---反対の例を求める
          ~~のときがいちどでもありましたか?

「わたしはけして成功しない」→「成功体験がいちどもないのですか?」
「なにを得るにもお金がいる」→「お金を出さずに得たものはないですか?」
「欧米人はみんなわたしより体が大きい」→「あなたより体の小さい欧米人はいない?」

■歪曲

(1)等価の複合観念---○○だから××である
  (必ずしも等価でないものどうしがその人の内部で等価になる)

「あなたは黙っている(→だから)あなたは怒っている」
  →「黙っていることがどうして怒っていることになるのか?」
「わたしの目を見て話さないからわたしはあなたに嫌われている」
  →「目を見ないことがどうして嫌っていることになるのか?」

(2)前提---隠れた前提を明らかにする

「落ち着けばこたえが出る」→「落ち着いていないことが前提」
「朝食はパンですか米ですか」→「朝食を食べることが前提」
「赤い車を買いますか、それとも青い車を買いますか」→「車の購入が前提」

(3)因果---これが具体的にどのようにあれの原因になっているのですか?
      あれが原因でないとすれば、これはどうならなければならないのですか?

「あなたにはうんざりだ(あなたはわたしをうんざりさせる)」
  →「具体的にどのようにあなたをうんざりさせるのか?」
「雨が降って楽しい(降雨がわたしを楽しくさせる)」
  →「降雨がどのように、あなたを楽しくさせるのか?」
「わたしが辞めると会社がこまる」
  →「どのようにあなたが辞めることが会社をこまらせるのか?」

(4)読心術(マインドリーディング)---どのようにしてそのことがわかるのですか?
読心術には、2つのタイプがあります。

第1タイプ:人の考えが自分にわかると独断する(どうしてそのことがわかるのか)

「彼女はしあわせだ」
「わたしがあげたプレゼントは、彼女の気にいらなかった」
「彼は怒っているのに、そのことを認めようとしない」
第2タイプ:ほかの人が自分の考えを知る能力があるとする。
      わかってくれるはずなのに、そうしない、と逃避する

「わたしが好きなら来てくれたはず」
「わたしの気持ちを考えてくれないのはつめたい」
「わたしがそれをされるとイヤだとわかっているのに」

まず、マインドリーディングがあることを知る。そして、どのようしてそれがわかるのかたずねる。本当はどうであるかを話し合う。

2008年2月 8日 Kenji | | コメント(0) | トラックバック(0)






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