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6段階(ステップ)のリフレーミング

変えたいけれど自分の意思で変えづらい行動、習慣、感情そのほかのパターンを無意識レベルで変化させるモデルの1つです。6段階のリフレーミングは、人生において、より望ましい結果と、それへ導く新しい行動を見つけ出すのに役立ちます。

意図と行動と結果に一致感がないときにもちいると効果的です。家族をたいせつにしたいという意図をもっているのに、行動は、家族とすごす時間を取らず働きつづけ、その結果、家族からはなれてしまうというとき、「意図」「行動」「結果」が一致しないことになります。

健康になりたいという意図がありながら、健康にわるいことをつづけて、その結果、不健康を得るというようなこともあります。これらの「意図」「行動」「結果」の不一致感を無意識レベルで一致させるためのモデルの1つが6段階のリフレーミングです。


■基本的な概念

ある意図を満たすための行動はいくつもあります。リラックスしたいという意図を満たす行動は、人によって、睡眠、運動、飲食、喫煙・・・などさまざまです。

リラックスするために飲食ばかりしていては、結局、健康という意図から逸脱することが考えられます。あるいは、「リラックス=喫煙」と無意識で連携しているだけで、因果関係がない思い込みすらあります。

そこで、意図と行動を切り離して考えることで、本当に得たい結果を得ようということが6段階のリフレーミングの手法です。喫煙という行動が重要なのではなく、なんのために喫煙という行動をとっているか、その意図を明確にします。

そして、明確になった意図を別の行動で満たすことを考えます。

6段階リフレーミング


◆パートの概念
NLPでは、なにか衝動を起こしてくれている体の部分があるという考え方をします。この衝動を起こしてくれている体の部分を「パート」とよんでいます。比類のない成果をあげている人のなかには、「これをやるべきかどうかは『胃』がこたえてくれる」など、直感や感性をある体の部分で判断するということがあります。

これとおなじように、「やるべきかどうかを判断してくれるパート」「創造的なパート」「危険を知らせるパート」などが考えられます。感性や直感を引き出すための1つのモデルです。

あることをつづけたほうがいい、あるいはやめたほうがいいなどをなんとなく感じるということが普段あるという人もいるでしょう。その感性の察知能力を強化するための手法と考えてもいいでしょう。


◆一致感と不一致感
あなたのやっていることに一致感があるとき、あるいは一致感がないときでは、体の反応がちがいます。一致しているときの感覚、あるいは一致していないときの感覚を確認してみましょう。

(1)こたえが「はい」となる質問をいくつかする
   「座(立)っています」「女性(男性)です」「黙っ(話し)ています」・・・など
(2)体のどの部分がつよく反応しているかを感じる
(3)こたえが「いいえ」となる質問をいくつかする
(4)体のどの部分がつよく反応しているかを感じる
※あなたの内面に注意が向けられるように深呼吸などをおこないリラックスする


◆衝動をおこしているパート
「たばこを吸いなさい」「お酒を飲みなさい」などのあなたの望まない衝動を起こしてくれているパートを特定して、そのパートの意図をさぐり、その意図を満たす別の行動と連携させます。まず、ここでは、パートを特定する練習をします。「創造的なパート」あるいは「効果的なアイデアを出すパート」が体のどの部分かを特定します。体のどの部分がどのような意図をもっているかは、人によって異なります。

(1)深呼吸しながらあなたの内面、体の感覚に注意をむける
(2)「創造的なパートはどこにありますか?」と内面に問いかける
(3)内面、体の感覚に注意をむけて、違和感のあるところがあるか観察する
はじめは、確信がもててももてなくてもかまわない。
確信がもてない場合、なんとなくこの部分に違和感があるといった程度でかまわない
いつもおなじパートである人もいるが、そのときどきで変わることもある


■6段階のリフレーミングワーク

(1)望ましくない行動、あるいは望ましくない結果を生んでいる行動を特定する
自分の顕在意識ではやめたくてもやめられない望ましくない行動、あるいは症状、あるいは望ましくない結果を生んでいる行動を特定する。

(2)その行動を取らせているパートとつながる
あなたの内面に意識を向け、その行動をとらせているパートを特定する。このパートを【パートX】とする。【パートX】が自分のために役立とうとしていることに、まず感謝する。「この行動を取らせている【パートX】は、いまわたしとコミュニケーションをはかることができますか?」と問いかける。このとき、あらゆる反応を見逃さないように注意する。【パートX】のこたえが「はかれません」あるいは「『はかれません』と感じる」ようであれば、【パートX】に感謝しつつ、コミュニケーションをはかれるようにする。それでも、コミュニケーションをはかることが困難なときは、今回コミュニケーションをはかれないことが最善であることをうけとり、そのことに充分感謝していったん6段階のリフレーミングを終える。

【パートX】とコミュニケーションをはからないことが最善であると感じた場合、ここでの演習は、べつの望ましくない行動をとりあつかうこととする

(3)意図を行動から切り離す
【パートX】に「わたしのためになにをしようとしているのですか?」という質問のこたえをもらう。
こたえが肯定的な意図であると感じるまで、おなじ質問をくりかえす。できれば、あなた自身の行動によって達成される意図であることが望ましい。「好かれたい」という意図は、相手が主体となっている。こういったときは、「人を大切にしたい」などのあなたの行動によって達成できる意図がかくれているので注意する。

(4)【パートX】の意図を満たす新しい行動を特定する
あなたの【創造的なパート】を特定し、感謝の氣もちをこめながらコミュニケーションがはかれるようにする。
「【パートX】の意図を満たしながら自己のバランスがとれる新しい行動のアイデアを出してもらえるか」をたずねる。同意が得られたら、【創造的なパート】から新しい選択肢を1〜3つ程度出してもらう。
(5)【パートX】に新しい行動を受け入れてもらう
【パートX】に「3つの選択肢が受け入れられるもので、かつ、もとの行動とおなじ効果があるか」を確認する。そして、「今後、3週間のあいだに、この行動を選択して衝動を起こすことに責任をもてるか」を確認する。
もし、あたらしい行動、衝動を起こすことを受け入れる氣がないか、あるいは責任を持って使う氣がないなら、【創造的なパート】にふたたびアクセスして、別の行動を提案してもらう(ステップ(4)にもどる)。

(6)エコロジーチェック
  (周囲の人や環境に抵抗がないか、あるいはあなたの望まない影響がおこらないか)
あなたのなかに、この新しい行動に反対(抵抗)するパートがないか観察、確認する。また、周囲の人や環境にとっても抵抗感がないか観察、確認する。
もし、抵抗を示すパートがあれば、ステップ(2)の質問によって、その抵抗を示すパートが望む意図を特定する。
さらに、ステップ(5)にもどり、【創造的なパート】に【パートX】の意図と【抵抗を示すパート】の意図を同時に満たす行動のアイデアをだしてもらう。

それでもさらに抵抗するパートが出てくる場合、関連するパートどうしでコミュニケーションをとって、すべてのパートの意図が満たされるあたらしい行動のアイデアをだしてもらう。

(最後に未来ペーシング)
ここまでの過程で創り出した新しい行動が必要となりそうな未来の状況を想像する。その状況であなたの行動や衝動、感じに変化があるかを確認する。その行動や衝動、感情が受け入れられるものであるかを確認する。もし、あたらしい行動によって望まない結果が得られそうであれば、ステップ(4)にもどる。

2008年2月 8日 Kenji | | コメント(0) | トラックバック(0)




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